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エッジコンピューティングのメリット

エッジコンピューティングとは

エッジデバイス(ノード)はデータをリアルタイムで処理し分析ができます。収集されてデータはデータセンターではなくエッジデバイスで処理されます。

エッジコンピューティングは、主にデータの収集、処理、分析のプロセスの最適化に重点を置いています。
従来のIoTではデータを取得し、データセンターかクラウドにデータを保存していました。

IoT IoEやAIサービスでは最小限のレイテンシーで大量のデータを処理するために、リアルタイムの可用性が必要になります。
エッジ側で処理をすることによって、大量のデータを保存リソースや処理、分析をするリソースを分散することができます。

エッジコンピューティングのメリット

1、パフォーマンス改善

エッジ側で処理することにより中央集権サーバーでの処理が問題で実現できなかったレイテンシーを改善する一方で、ネットワークの遅延には注意する必要があります。

2、セキュリティ改善

カメラ付きのエッジ側でAIを使用して分析をし、画像データはサーバーに送らないという構成にすることができます。

また、エッジコンピューティングで構築されて端末側システムは、中央集権サーバーから切り離されて動作するように構築する場合、DDos攻撃の影響を受けにくくなります。

しかしIoTデバイスは脆弱性を出しやすい傾向にあり、各社が出しているエッジデバイス側を保護する製品を使用することをお勧めします。ハニーポッド(あえて弱点のあるソフトを設置してセキュリティ攻撃のトレンドを見る定置網のようなもの)などを設置するとIoT系の攻撃が多いのがわかります。

また、エッジ側の端末のメンテナンスや、電源等にも気をつける必要があります。AWS IoT Greengrassのようにデプロイまでを自動化するとメンテナンス性をあげることができます。

3、コスト削減

エッジ側でデータを加工することでサーバー側に送るデータを少なくすることも可能です。データを減らすことで、コストを削減することもできます。

まとめ

金融、医療、物流、小売などリアルタイムでデータ分析が必要となる業界ではエッジコンピューティングのメリットを享受します。

IoT機器を増やすことで増えた大量のデータはサーバーのコストを上昇させています。エッジコンピューティングでデータ処理の負荷を分散して、より高速で、コストを最適化することで、ビジネス価値を高めることになります。エッジデバイスの市場は急速に成長しており、デバイスの成長と共に、より多くの組織がメリットを教授することになります。

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